十八歳、海へ

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中上健次原作、「生と死の瀬戸際」できらめく青春を、切なく優しく描きつくした
藤田敏八監督の「八月の濡れた砂」と並ぶ代表作！

監督:藤田敏八 脚本:田村孟　渡辺千明
出演
小林薫、永島敏行、森下愛子、島村佳江、小沢栄太郎
1979年　110分

ストーリー
夏期講習の予備校でテスト結果がはり出されている。トップは釧路出身の優等生・有島佳、ビリには今治からアルバイトをしながら通う桑田敦夫。夏の日差しが落ちた夜の海、敦夫は桂の肉体がまぶしい。バイク青年が暴走族に絡まれている。同じ予備校の森本英介だ。森本は暴走族のリーダーと、海へ入水するレースをし、死の瀬戸際で勝利する。敦夫と桂は同じ行為をする。しらける敦夫、真剣な桂は更に深みへ入っていく。散歩中の老人が心中と思い込み2人を助ける。老人は2人に小切手を渡した。夏が盛りを迎える中、肉体をもてあましやるせない焦燥が乱反射するように、「心中狂言」が思わぬ顛末を巻き起こしていく…。
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